インタラクティブストーリーアクションとは
クロノスシリーズ完全新作、「ALTDEUS: Beyond Chronos(アルトデウス ビヨンド クロノス)」が圧倒的な支持を集めています。
以前よりクロノスシリーズのファンであった人から、初めて作品に触れる人まで満足させられる理由というのが気になるところです。
ところで、ALTDEUS: Beyond Chronosが掲げる「インタラクティブストーリーアクション」というのはどういうことなのでしょうか。
実は、制作陣が打ち出した新しいジャンルなのだそうです。
インタラクティブは「双方向性のやりとり」や「対話型」という意味があります。
つまりストーリーを進めていく中でキャラクターと対話し、アクション要素も盛り込んだゲームという意味です。
引き込まれる世界観
物語の舞台は2280年の世界です。
主人公クロエは超巨大生物メテオラに対抗する組織、プロメテオスに所属しています。
本来の目的はメテオラから地下世界を守り、地上世界を取り戻すことですが、クロエの目的は違います。
メテオラに親友を奪われた復讐なのです。
ある時、親友の姿をしたメテオラが現れたことで運命の歯車が大きく動き出すことになります。
これが物語の概要です。
まるで小説を読んでいるかのような、しっかりとした世界観にどんどん引き込まれていきます。
プレイヤーが主人公を動かしていくので、主人公に感情移入して、エンディングには涙する人もいるようです。
予測できない展開
単純にストーリーがうまく作られているということもありますが、展開が予測できないのにはまだ理由があります。
それはプレイヤーがストーリーの途中で何回か行動を選んでいかなければならないのです。
プレイヤーの選択する行動でストーリーが変わっていくわけですが、その分岐がとても多くなっています。
場合によっては自分の望む結末に辿り着けないこともあるかもしれません。
ただその分だけ遊びごたえがあり、飽きることもないでしょう。
自分が納得できる結末になるまで、何度もプレイすることができるのです。
VR空間内での細かい工夫
シリーズの中では初めて、手を使える仕様になっています。
たとえば前作ではカーソルを動かすだけだったのが、今作では対象物を持つ、触るがコントローラーの動作でできるようになったのです。
物を掴むときには自然と手が握りこむような形になるなど、状況に合わせて手が自然な動き、形になるよう細かい工夫がなされています。
工夫は戦闘シーンでもされているのです。
戦闘シーンでは、戦闘マシンを操作している感覚を上げるため、振動させる、操縦ボタンを押している感触などが調整されています。
画面が動くと酔いやすいので、コントローラーが動くようになっているという配慮も嬉しいところです。
VRでは没入感が求められます。
ALTDEUS: Beyond Chronosは、ストーリーや世界観、VR空間の工夫など、総合的に見て、間違いなく没入感はクリアしているゲームです。